はじめまして、minoleavesです。
自己紹介に代わりまして、フォトグラファーとして写真の思い出を交えながら、写真とのかかわりや、写真への思いを少しご紹介いたします。

私にとっての最初のカメラの関わりは、私の親が記録で撮っていた家庭用カメラでした。
当時は35mmフィルムのコンパクトカメラ。1本24枚撮りのフィルムで、撮り終わったらフィルムの交換をして現像に出し、必要なら焼き増しする、今から考えたら不便な時代でした。
いつからか撮られるより撮るほうが好きになっていましたが、それでも当時の様子を残してくれていたことにとても感謝しています。

それからは家族、部活、修学旅行、学園祭、合宿、etc… ありきたりなきっかけかもしれませんが、機会があれば積極的に撮る側に回り、撮った写真を渡して喜んでもらうことに深い喜びを感じるようになりました。

転機は社会人になってから。
少し離れたところに住む大好きな祖父母とは1年に1~2度会う機会がありましたが、ある時期から急に老いを感じるようになりました。
当時は幸い身内を亡くす経験はまだなかったものの、仲の良かった友人を急に亡くしたショックとも重なり、いつか年を取った祖父母にもお別れを言わなければいけない日が来るんだろうと直感的に悟ってしまいました。

時間は待ってくれないし過ぎ去ってしまう
けれどこんな幸せだった時間があったことを忘れたくないし、残しておきたい

そんなことを思うようになり、祖父母や、祖父母と話す家族の写真を多く撮るようになりました。
このとき撮った写真は私にとって宝物で、苦しいときに今でも支えになってくれる強い味方です。

写真はその特性から、時間や空間を切り取るものと表現することがあります。
それに加えて、私はその瞬間の感情や気持ちに寄り添って、形に残したいと思っています。

その場の雰囲気、会話、ハプニング、何をしようとしていたか、何でそんなことをしようとしたのかという気持ちや感情。
お子さんの記念写真であれば、歩けるようになって感動した、その後転んで危なっかしくてひやひやしたなど、一つひとつの思い出もあることでしょう。
綺麗に写真を残すのはもちろんですが、そういう出来事や気持ちまで鮮明に思い出せるような写真を残すことが、フォトグラファーとしての私の大きなチャレンジです。

ご縁のあった1人1人との出会いを大切にしたいという思いで、これからもカメラを持ち続けたいと思います。

minoleaves